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【50代主婦の独り言】ほどよく忘れて生きていく
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子供の頃に、私達を捨てて蒸発した父親。マイナスの中にあるプラスに集中できるようになったのは大きな変化でした。
ひょっこり出てきて、私達姉妹が介護を担う事になってしまいました。
一見、親の介護(マイナス)と思ったけれど、実は大きなプラスもあったのです。
その、一番大きなことは、親を介護するうちに、親に対する憎しみが消えていった事です
つい先ほど、父親の病院から血圧低下の連絡が入る。
— Rin@ライブドア公式(書籍販売中) (@rinsimpl) April 17, 2020
夫の運転で高速を使って向かっています。
間に合うか?
雨が恨めしい。
良い事の裏面には悪い事があり、必ずプラスマイナス0になる。そんな、お話だったと思います。
その反対もある。
全ての出来事が、プラスマイナスゼロで成り立っている。
辛い記憶しかない父親との関係。私達の事を、嬉しそうに近所の人に話す父親。
それでも父親であることに間違いない。
数日前に、初めて夫が父親に会いました。
びっくりするくらい私に似ていたそうです。
寝たきりになるか、認知症になるまでは優しい言葉は掛けたくない。
いや、掛けられないと思っていました。
私も歳をとったのだと思いました。
今は、姉と交代で手続きや様子を見に行っています。
近所の人に会ったら、 「娘が来てくれたんだよ」と嬉しそうに私を紹介する父親。
まんざらでもなかった自分が不思議です。
退院する時に、足元がフラフラしていたので、手を差し伸べたら私の手をしっかり握った父親。そして、すっかり立場が逆転して、子供のようになった父親。
こうやって手を握ったのは、50年振りなんだよな・・・・。
大きくて、怖かった父親。(DVでしたからね)
こんなに小さくなってしまって、亡くなった祖父にそっくり。